お得な特典満載で、人気の高いクレジットカード「エポスカード」。その追加カードとして発行されているのが「エポスETCカード」です。
車に乗るときに現金で高速料金を支払うのは面倒くさいもので、今の時代9割の自動車がETCを搭載しています。
ETCカードを持たれている方も多いと思いますが、せっかくエポスカードを所有しようとしているのであれば、エポスETCカードも合わせて発行するほうがメリットも多数。普段使いの買い物とETCカードで貯まったポイントも一元化出来るので便利です。
今回はエポスETCカードのメリットはもちろん、デメリット、申請方法についても解説していきます。
そもそもETCカードの良い点は?
ETCカードは多くの方に利用されていますが、良い点としてはまず「時間短縮」が挙げられます。いちいち料金所に停まって現金で支払う必要がありません。自動で支払いが出来るため、渋滞の緩和にもなり通行がスムーズ。
また、意外に知られていないのですが、ETCカードを利用するだけで割引制度があるのをご存じでしょうか?休日や早朝、深夜など時間帯によってサービスが受けられます。
例えば、普通車であればNEXCO東日本・中日本・西日本が管理する地方部の高速道路(東京・大阪近郊の区間などは対象外)で、休日は最大30%割引になります。
「通行がスムーズ」「条件によって割引が受けられる」といったメリットが多いETC。高速道路を頻繁に利用する方にとってなくてはならないアイテムですね。
エポスETCカードの基本情報
エポスETCカードについて詳しく解説する前に、エポスカードそのものの基本情報をチェックしましょう。
ポイント付与 | 1契約のご利用200円(税込)ごとに1ポイント(0.5%) |
ポイント利用 | 1ポイント=1円から |
優待 | 10,000店舗以上 |
ネットショッピング | ポイント倍率アップ!、ネットショッピング用バーチャルカード |
ETCカード | 無料 |
スマホ決済・電子マネー | モバイルSuica、楽天Edy、ApplePay、スターバックス カード、au PAY プリペイドカード |
お受け取り方法 | ご自宅に配達、マルイ店舗でのお受け取り |
エポスカード1枚につきエポスETCカードを1枚発行可能です。つまり、追加のカードとして発行しているため、エポスETCカードを単独で持つことは出来ません。
気になる年会費についてですが、エポスカードはなんと永年無料でETCカードを使えます。エポスカードとETCカードを同時に申し込んだとしても、年会費は1円もかかりません。
支払いに関してはエポスETCカードで使用した利用料金と、エポスカード利用金額は一括請求になるので楽チンです。
クレジットカードを持っている方でも、カード会社と同一のETCカードを持っていない、またはクレジットカードとは異なる会社のものを持っているという方も多いと思います。
カード会社と同一のETCカードを持たない理由としては「年会費がかかる」「今さら申込手続きをするのが面倒くさい」などが挙げられますが、エポスETCカードなら年会費無料で持つことができ、申し込みもとても簡単です。
エポスETCカードのメリット
年会費無料で持てる
エポスETCカードは、Visaのついたエポスカードを所有していれば誰でも年会費無料です。
比較対象としてよく挙げられる「楽天カード」では、ETCカードを発行すると通常550円(税込み)の年会費がかかってしまいます。年会費を無料にする条件もありますが、
- 楽天ゴールドカードまたは楽天プレミアムカードを所有
- 楽天PointClubの会員ランクがプラチナ会員以上
の2つの条件をクリアしないと無料になりません。
また、JCBのETCカード(一般カード)だと年会費1,375円(税込み)。オンライン入会をすれば、初年度のみ年会費が無料になるものの、翌年からは上記の年会費がかかります。
上記のように、ETCカードは年会費が有料のケースや、無料になる場合も条件が付く場合が多いことがわかりますね。しかし、エポスETCカードはずっと無料で使えるうえに、面倒くさい条件もありません。
高速道路料金に応じてエポスポイントが貯まる
ETCカードで支払った高速料金はエポスポイントが貯まる仕組みになっており、200円につき1ポイントが還元されます。還元率0.5%です。
そのため、日頃から高速道路を利用する方にとっては、お得にポイント還元を受けられる嬉しいサービスといえるでしょう。
また、エポスカードの上位カードである「エポスゴールドカード」「エポスプラチナカード」を所有していれば、「選べるポイントアップショップ」というサービスによってETCカードの支払いがさらにお得になります。
「選べるポイントアップショップ」とは、よく利用するショップや公表料金などを事前に3つまで登録できて、登録したサービスでの決済で通常の最大3倍のポイント還元を受けられるというもの。
つまり、200円につき1ポイントだったものが3ポイントになるため、還元率1.5%のETCカードを手に入られるということになります。高速道路をよく利用する人にとってはこの上ないメリットですね。
エポス一般カード・ゴールドカード・プラチナカードの違いは以下のとおりです。
一般 | ゴールド | プラチナ | |
---|---|---|---|
年会費 | – | ※通常5千円 (条件により永年無料) | ※通常3万円 (条件により2万円) |
ポイント有効期限 | 2年 | 期限なし | 期限なし |
年間利用金額に応じた ボーナスポイント | – | ○ | ○ |
空港ラウンジの無料利用 | – | ○ | ○ |
ポイントが3倍になる 「選べるポイントアップショップ」 | – | ○ | ○ |
エポスファミリーゴールド | – | ○ | ○ |
誕生日月ポイント | – | – | 2倍 |
紛失・盗難時も全額補償
エポスETCカードなら、万が一紛失や盗難に遭った場合には61日前までさかのぼって、それ以降の不正使用による損害を全額補償してくれます。
ETCカードの盗難は、利用する機会が少ない人にとってはなかなか気づきにくいもの。万が一のとき、補償がおよそ2ヶ月前から対象になるというのは安心ですね。
エポスカードやエポスETCカードを紛失した場合は「エポスカード紛失受付センター」(24時間受付)に連絡すれば利用を停止し、再発行の手続きを行ってくれます。
利用履歴も簡単チェック
ETCカードの利用明細はスマホで簡単に確認できます。「エポスNet公式アプリ」や「ご利用明細Web照会サービス」から利用日や金額などを見ることが可能。
※データ反映のタイミングは各道路事業者によって異なります。
エポスETCカードのデメリット
エポスETCカードのメリットをご紹介してきましたが、ここからはデメリットもしっかりとお伝えします。
家族カードが発行できない
これはエポスカードにもいえることですが、エポスETCカードは家族カードが発行することが出来ません。
あくまでもクレジットカード1枚に対して、ETCカードは1枚までしか発行できません。つまり、家族分全員分がほしい場合は全員がエポスカードを持つ必要があります。
家族一人につき車一台なんてご家庭はそうそう無いはず。家族で所有している車が1台のみであれば、ETCカードも1枚で十分ですので、この点に関してはさほど気にする必要はないでしょう。
エポスポイントには有効期限あり
高速料金で貯めたポイントは、付与された日から2年間を過ぎると失効してしまいます。
せっかく貯めたポイントが無くなってしまっては、エポスETCカードのメリットが台無しになってしまうので、失効前にしっかり使い切るようにしましょう。
エポスポイントの主な使い方は下記の通りです。
- マルイでのショッピング割引
- プリペイドカードに移行
- ネット通販利用分をポイントで割引
- 商品券やギフト券に交換
- 他社ポイントに移行
- グッズに交換
- 交換団体に寄付
- アスリートを応援
- 年会費をポイントで支払う
ただし、これらはほとんどが500ポイント以上でないと使用出来ません。そのため、エポスカードやエポスETCカードをあまり利用しない人は、500ポイントに達する前に失効してしまうかもしれません。
ただし、ポイントの失効を回避する方法もあります。失効前3ヶ月以内であれば有効期限の延長申請をすることができ、延長申請すると保有しているポイント全てが2年間延長されます。つまり、延長申請さえ忘れなければ、実質永久的にポイントを貯められるのです。
なお、「エポスゴールドカード」「エポスプラチナカード」を所持していれば、始めからポイントの有効期限は無期限になります。延長申請を行う必要はありません。
申込方法・使い方は?
すでにエポスカードを保有している人なら、申請方法は3つ。
- 会員専用サイト「エポスNet」で申込
- 郵送
- エポスカードセンターで申込
「エポスNet」ならマイページにログインして、手続きに進みます。郵送の場合は、エポスカードのホームページから資料請求をして手続きが可能。
エポスカードセンターは全国に点在しており、最寄りのセンターで申込出来ます。ただし、数はそれほど多くありませんので、いつでもどこでも申し込み出来る「エポスNet」がオススメです。
なお、現時点でまだエポスカードを保有していない方は、まずエポスカードの発行申し込みをしましょう。カード申し込み時にETCカードも申し込むという流れです。
次に使い方についてですが、まずエポスETCカードは申込後、2週間ほどで手元に届きます。
その後のステップは
- カードが届いたら本人確認のために裏面にサインをしましょう
- 高速道路に乗る前に必ずカードの有効期限をチェックして車載機にセットアップ
- 目的地についたらカードは取り出しましょう※車内に置いたままだと紛失・盗難補償の対象外になることがあります
- 毎月のエポスカード利用分と合わせて支払い
となります。
いかがでしょうか?特に難しい点はないので、初めてETCカードを使用する人でも安心して利用できますね。
まとめ:エポスETCカードはどんな人に向いてる?
この記事ではエポスカードのETCカードについて様々な角度から説明しましたが、改めて内容を整理します。
エポスETCカードが向いている人は以下のとおり。
- ETCカードに年会費を払いたくない人
- マルイのヘビーユーザー
- エポスゴールドカードを所有している人
やはり条件無しで年会費が無料になるのは嬉しい特典。余計な費用を掛けずにドライブを楽しむことが出来ますね。
エポスETCカードを使うと利用金額に応じてエポスポイントが貯まり、そのポイントは1ポイント1円換算で利用可能。エポスカードの還元率はそのものは、通常0.5%とそれほど高くありません。
ところが、エポスゴールド・プラチナカードを所有している人なら、事前に(3つまで)登録したサービスでの還元率が最大3倍となる「選べるポイントアップショップ」というサービスを受けられます。「選べるポイントアップショップ」にETC利用を登録することで、ETCの利用還元率が3倍、つまり1.5%の還元を受けられるので非常にお得です。
それから、ETCカードの話題から逸れてしまいますが、マルイのヘビーユーザーにもエポスカードはおすすめできます。マルイでの買い物では常に1%還元となるほか、年4回開催される「マルコとマルオの7日間」ではエポスカード限定で10%オフとなるなど、マルイ系列との相性はピカイチです。
エポスカード同様にお得な特典が満載のエポスETCカード。ETCカードを持っていない方はもちろん、他のカードと迷っている方も年会費無料で手続きも簡単なので是非利用してみてはいかがでしょうか?